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自分を励ましてくれるものをもっていますか?(本の紹介)

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今回紹介する本は、『宙わたる教室』(文芸春秋・伊与原新)という本です。この本は実はまだメディアセンターには入っていません。メディアセンターの司書の方から、面白いドラマをNHKでやっていることを聞いて、その原作をメディアセンターにいれるかどうか考えています、という話を聞いたのが、読んだきっかけです。
定時制高校に科学部を作るという話から始まり、そこに参加する生徒の群像劇が展開されていくという話です。「火星の夕空は青い」という話から、科学部は研究が進んでいきます。
詳細はこれから読まれる方もいると思うので避けますが、励まされること、鼓舞してくれることは間違いありません。単に口当たりのいいことだけではありません。現実と向き合うことの葛藤や、結局は自分で自分を奮い立たせなければ始まらないという、自己受容や自己理解をやり遂げることが重要なことも書かれています。
私が読んでも心躍る本でした。きっと中学生ならば私の何倍も感動することだと思いますし、きっと気づくことも多いでしょう。誰でも今が一番若いです。1分でも若いうちに読んでほしい本だと思いました(まずはドラマを見る、でもいいと思います)。

ちなみに、小説の中に出てくるオポチュニティが残した轍の画像はNASAのサイトで見ることができます。本を読んだら探してみてください。また違った感情がわいてくると思います。
(文責 副校長)

公開日:2024年11月21日 11:00:00

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メディアセンター(図書室)の放課後開放

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 実は2学期から本格的にメディアセンターは放課後利用が可能になっています。基本的には月、水、金となっていますが、詳細はクラスに一覧が貼ってあります。

 このメディアセンターの本は中学生だからこそ読んでほしい、そんな刺激的な本がたくさんあります。もちろん、今の私が読んでも刺激を受けるような本もありますし、かつて読んだ懐かしい本もあります。

放課後開放では本の貸し出し、返却のほか、自習している人もいます。ぜひ、多くの人に利用してもらえればと思っています。(文責 副校長)

公開日:2024年10月22日 16:00:00

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自分らしさは大切にしていいんです!(本の紹介)

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メディアセンターにある本の紹介です。今回の本は、稲垣栄洋著、ちくまプリマー新書から出た『はずれ者が道をつくる』というものです。

 この本の趣旨は、生き残るのはナンバー1だが、オンリー1だからこそ、ナンバー1になることもできるよ、という話を生物の世界を引き合いに説明しています。
 私がこの本に共感できたのは、例として出しているのがいわゆる「雑草」だったということろです。雑草の多様性、同じ種類なのに成長の早さも、発芽の時期もバラバラで、それが結果として生き残る原因となっている、というのです。
 私は以前、総合の授業(市民科)で「多摩川の雑草で最強の植物は何?」という学習を生徒と一緒に取り組んだことがあります。その時も、季節や環境(日陰、斜面、人に踏まれやすい等)で最強の植物は違う、ということが実地調査の結論として出てきました。この本を読んでいたら、そのことを思い出しました。

 読めば、自分を隠さなくても、力を発揮して活躍できることを気づかせてくれる本です。ぜひ、ご一読あれ。


ちなみに、画像は先日多摩川で見つけたもので、この時期の植物です。黄色いのがセイタカアワダチソウで、ススキのように見えるのが荻(オギ)です。
(文責 副校長)

公開日:2024年10月12日 09:00:00
更新日:2024年10月15日 09:40:16

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本当の自分を知るための最もシンプルな方法 (本の紹介)

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 今回紹介する本は、メディアセンターに試着図書として届いている「小澤竹俊著『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』(株)アスコム」です。
 この本の著者の小澤さんはホスピスケアの医師で、これまでに何千人もの最期を看取ってきたそうです。ホスピスケアに来る患者さんと話す中で、知ったこと、感じたことから得られことをまとめた本です。

 人生が有限であることを想像することは、本当の自分を見つける上でとても有効です。最期が近いと思うと、本当に自分が大切にしたいことだけが見えてきて、それ以外に気をつかなわないでいいことに気づきます。このこと自体は、多くの文学や哲学、宗教で強調されていたことです。
 ですが、それを十代前半の若者向けに説明している書籍はほとんど見たことがありません。十代は最も気持ちよく人生を上っている最中ですから、最期が必ずあることを知識ではなく、実感として認識することは、かなりハードルが高いでしょう。

 そんな難しいことを、この本は上手に説明してくれています。そして、そこから導き出される考えは、最も悩みが多い十代前半のみなさんに、はっとさせてくれるでしょう。今だからこそ読んでほしい本の一冊です。

そこには次のような質問が待っています。
「ひとりで頑張りすぎていませんか?」
「自分を追い詰めすぎていませんか?」

ぜひ、一度手に取ってみてください。比較的読みやすい分量です。→新着コーナーにあります!

公開日:2024年09月30日 15:00:00
更新日:2024年09月30日 17:18:27

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明日から移動教室が始まります

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2学期が始まったばかりですが、明日、9月4日からさっそく、移動教室に出発します。7年生はここまで事前学習をしてきて、満を持しての移動教室になります。7年生の事前学習は、教室前の掲示板に貼られているので、ぜひ見てください。(文責 副校長)

公開日:2024年09月03日 10:00:00

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入学式のお花がまだ咲いています

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 写真にある花は本校の中庭にあるものですが、実は3月に購入したもので、入学式で壇上を飾っていた花なのです。いまだにまだ咲き続けています。
 昨年度はもっと早々に枯れていたような気がしていたのですが、今年は丁寧に手入れをしてくださる方が複数いらして、今でも花を楽しませてくれています。

中庭は昼休みに生徒のみなさんの憩いの場となっており、そこに花があると、また雰囲気が一段と良くなります。一学期いっぱい目を楽しませてくれた花と、お世話をしてくださった方々と、丁寧に扱ってくれたみなさんに感謝しております。
(文責 副校長)

公開日:2024年07月18日 14:00:00
更新日:2024年07月25日 14:08:59

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いつでも多角的に物事を見よう(本の紹介)

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今回紹介するメディアセンターにある本は、『「ニューヨークタイムズ」が見た第二次世界大戦』という本です。これは、第二次世界大戦中にアメリカの新聞が当時のことをどう伝えていたのかを記した本です。私たちは普段のニュースを日本から見ています。第二次世界大戦はすでに歴史となっていますが、これも日本の歴史として学んでいます。このとき、立場が違う人たちはどう見ていたのか、ということを知ることは、自分がより客観的に物事を見る上でとても大切なものです。

 客観的にものごとを見る、そのために必要なことは多面的と多角的です。単にこの戦争のことだけではなく、普段から多くの物事を多面的・多角的に見ようとする姿勢を持ってほしいと思い、その例として本書を紹介しました。ちなみに、監修は池上彰さんです。イラストはAIに描いてもらいました。

公開日:2024年06月29日 13:00:00

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頭にくることをされたら、皆さんだったらどうしますか?(本の紹介『7つの習慣ティーンズ』)

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もしみなさんが、頭にくることをされていると感じることがあったら、どうしますか?人間関係の悩みはいつでも私たちにとって大きいものです。特に、自分のことを嫌っている?と感じると、いつまでも気になるものです。
 行き詰っていて新しい視点が欲しい人には、ぜひぜひ読んでほしい本があります。それが今回紹介する本です。

 『7つの習慣ティーンズ』(ショーン・コヴィー氏)
 ( 図書番号 159コ )

文字がたくさんあって読みにくい!と思った人は、とりあえず、P.222を読んでみましょう。7つの習慣うち、4番目のWin-Winと5番目の習慣を読むだけでも、十分です。みなさんの人間関係を改善してくれること間違いありません。

ちなみに、この本には元の本があります。少し前にとても話題になって、書店でも山積みされていました。元の本と読み比べたのですが、こちらのティーンズのほうは、学生が読めるように事例が学生向けに書き換えてあります。P.222からの事例を読むだけでも、新しい考え方を与えてくれ、解決への糸口を見つけることができるでしょう。
(文責 副校長)

公開日:2024年06月17日 16:00:00
更新日:2024年06月18日 03:09:52

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みなさん、民主主義を説明できますか?(本の紹介)

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 本校のメディアセンターには、書架のいたるところにおすすめコーナーがあります。そのコーナーに置いてあった『そもそも民主主義って何ですか?』(東京新聞・宇野重規)という本をたまたま手に取って見ました。

 パラパラッとめくってみると、中学生が見やすいような軽めな本のような印象を受けたのですが、内容は第一印象とはかけ離れていて、これ一冊で民主主義をある程度知ることができるようになっていました。書き方は平易で、中学生でも十分読めますが、若干の時事ネタを必要としている場所もありました。

 私の年齢でも、読んでみてなるほどと思えることが随所にありました。印象に残ったのは、
「民主主義を導入することがゴールだと思っていた。」
という内容です、実際にはこの制度にも多くの欠点があるので、制度を改良していくことが必要であることなどが述べられていました。
 トクヴィルやハンナ・アーレント、マックスウェーバー、シュンペーターなどのちょっと難しい人たちも出てきますが、名前くらいは知っていると中学生でも言えるといいのかな、とこの本を読んでいて思いました。

 テストには役立たないかも知れませんが、『公民』の授業が面白くなること、間違いありません。9年生以上におすすめの本です。

公開日:2024年06月03日 13:00:00
更新日:2024年06月11日 12:37:49

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憩いの場 中庭

 本校には昼休みに静かに休憩ができる場所があります。それが写真にある中庭です。本校は校舎がロの字になっているので、中央にスペースがあり、そこが整備されてくつろげる空間になっています。
 写真にある花は、三月の卒業式、四月の入学式に用意したもので、現在も色とりどりの花をつけています。是非みなさんもここでくつろいでくれればと思っております。

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公開日:2024年05月15日 14:00:00
更新日:2024年05月16日 18:32:57