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本当の自分を知るための最もシンプルな方法 (本の紹介)
今回紹介する本は、メディアセンターに試着図書として届いている「小澤竹俊著『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』(株)アスコム」です。
この本の著者の小澤さんはホスピスケアの医師で、これまでに何千人もの最期を看取ってきたそうです。ホスピスケアに来る患者さんと話す中で、知ったこと、感じたことから得られことをまとめた本です。
人生が有限であることを想像することは、本当の自分を見つける上でとても有効です。最期が近いと思うと、本当に自分が大切にしたいことだけが見えてきて、それ以外に気をつかなわないでいいことに気づきます。このこと自体は、多くの文学や哲学、宗教で強調されていたことです。
ですが、それを十代前半の若者向けに説明している書籍はほとんど見たことがありません。十代は最も気持ちよく人生を上っている最中ですから、最期が必ずあることを知識ではなく、実感として認識することは、かなりハードルが高いでしょう。
そんな難しいことを、この本は上手に説明してくれています。そして、そこから導き出される考えは、最も悩みが多い十代前半のみなさんに、はっとさせてくれるでしょう。今だからこそ読んでほしい本の一冊です。
そこには次のような質問が待っています。
「ひとりで頑張りすぎていませんか?」
「自分を追い詰めすぎていませんか?」
ぜひ、一度手に取ってみてください。比較的読みやすい分量です。→新着コーナーにあります!
公開日:2024年09月30日 15:00:00
更新日:2024年09月30日 17:18:27