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稲を育てていて気付いたこと(9月2日)
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稲を育てていて気付いたこと(9月2日)
4月末から始まった稲作ですが、かなり順調に育ってきて、穂が垂れる状態まで来ています。今回育ててみて、当たり前に思っていたことに、疑問が生じました。
というのも、稲の穂が出てきたときは、実は穂はまだ垂れていなくて、時間がたつと垂れてくきます。写真1と写真2を比較してもらえるとわかります。
なぜ、直立している穂が垂れてくるのでしょうか?
可能性は2つです。支えている茎が弱くなった可能性と、穂が重たくなった可能性です。それで、実際に確かめるべく、穂を触ってみました。そうしたらなんと、まだ出たての直立した穂は、中がスカスカなのです。
つまり、稲の穂は中が重たくなるから垂れるということです。ただ、背丈が伸び続けるので、重心が先に偏るという効果もあるようです。
光合成をおこなってできたでんぷんを中に蓄えるのだから、徐々に穂が重くなるのは当たり前なのですが、何事も体験してみないとわからないことがあります。いい勉強になりました。(文責 副校長)
公開日:2025年09月02日 11:00:00